ホームページには、持ち主からは見えないのに、外からは見えている情報があります。その代表が、管理画面に入るときのログイン名です。
管理画面のどこにも「あなたの名前は外から見えています」とは出ません。サイトを普通に開いても分かりません。点検して初めて分かる種類のものです。
見えていると、何が困るのか
管理画面は、名前とパスワードの2つで守られています。名前が分かった時点で、守りは1つに減ります。あとはパスワードを片端から試すだけ、という作業になります。
これは人がやるわけではありません。世界中のサイトを自動で回っているプログラムが、名前が取れたサイトから順に試していきます。狙われるほど有名でなくても関係なく、片端から回ってきます。
「対策プラグインを入れているから大丈夫」とは限りません
ここが一番の落とし穴です。ログイン対策のプラグインを入れていても、名前が出ていることがあります。
プラグインが塞ぐのは、古くからある入口です。その後にホームページの仕組み自体へ追加された別の入口があり、そちらは別に塞ぐ必要があります。片方だけ塞いで、両方塞いだつもりになっている状態が起きます。
実際に、点検で回った複数のサイトがこれに当たりました。対策プラグインは入っていて、それでも名前は見えていました。持ち主はいずれも「対策済み」だと思っていました。
確かめ方をここに書かない理由
この記事には、確かめる手順を書きません。同じ手順が、そのまま他人のサイトにも使えてしまうからです。
持ち主であるあなたが知っておくべきなのは、確かめ方そのものではなく、これは頼めば分かるということのほうです。
どう頼めばいいか
サイトを管理している人に、次のように伝えてください。
「ログイン名が外から見える状態になっていないか、確認してください」
この一言で通じます。専門用語を挟む必要はありません。確認は数分で終わります。
もし見えていた場合、塞ぐ作業もごく短時間です。ファイルを1つ置くだけで済み、サイトの見た目も動きも変わりません。費用の話をされるような規模の作業ではありません。
あわせて、パスワードが短いままなら長いものに変えてください。塞ぐまでの間、守りは実質パスワードだけになります。
同じ「外からは見えている」系統の話
ログイン名に限った話ではありません。持ち主からは見えず、外からは見えるものは他にもあります。
どれも、作業した人にとっては当たり前の点検項目です。逆に言えば、誰も点検していないサイトでは、何年でも残り続けます。
まとめ
ホームページの穴には、持ち主が自分で気づけるものと、気づけないものがあります。ログイン名の露出は後者です。
年に一度でいい、「外から見えてはいけないものが出ていないか」を誰かに見てもらってください。見てもらったことがないなら、今がその一度目です。









