写真が素人っぽいのは、腕ではなく明るさが揃っていないからです

写真が素人っぽいのは、腕ではなく明るさが揃っていないからです

自分のホームページを開いて、なんとなく安っぽいと感じたことはありませんか。文章は直した。写真も新しくした。それでも、よそのきれいなサイトと比べると差がある。

その差は、写真の腕ではないことがあります。1枚ずつは悪くないのに、並べたときに明るさが揃っていない。これだけで、サイト全体が素人っぽく見えます。

なぜ、揃っていないと安く見えるのか

人は1枚ずつ写真を見ていません。ページをスクロールしながら、まとめて眺めています。

そのとき、晴れた日に外で撮った明るい写真と、店内で蛍光灯の下で撮った少し暗い写真と、夕方にスマホで撮った黄色っぽい写真が並ぶと、ばらばらな印象になります。ばらばらは「まとまりがない」と読まれ、まとまりのなさは「ちゃんとしていない」と読まれます。

逆に言えば、写真そのものが特別うまくなくても、明るさと色味が揃っているだけで、それなりに見えます。プロが撮った写真がきれいに見える理由の半分は、揃えてあることです。

自分のサイトで確かめる

特別な道具はいりません。管理画面にログインして、メディア(画像)の一覧を開いてください。サムネイルが並んだ画面です。

そこを、目を細めて眺めます。細かい中身ではなく、明るさのばらつきだけを見ます。

  • 白っぽい写真と、暗い写真が混ざっていないか
  • 青っぽい写真と、黄色っぽい写真が混ざっていないか
  • 1枚だけ、やけに目立って浮いている写真はないか

浮いている写真が見つかったら、それが安っぽさの正体かもしれません。

揃え方は3つ

1. 撮るときに条件を合わせる

一番簡単で、一番効きます。同じ時間帯・同じ場所・同じ向きで、まとめて撮る。商品を10点撮るなら、10点を1日で、同じ窓のそばで撮ります。日を分けると、天気が変わって明るさが変わります。

2. すでにある写真は、明るさを寄せる

スマホの写真アプリにも明るさの調整はあります。暗い写真を少し明るく、明るすぎる写真を少し落とす。それだけで揃います。細かい加工は不要です。

3. どちらに寄せるかは、店の性格で決める

デザインの分野では、写真の明るさと、はっきりした色味の強さ(コントラスト)の組み合わせが、見た人の受け取り方に傾向として結びつくと言われています。

  • 明るくて、やわらかい(コントラストが低い)= 優しい・信頼できる
  • 暗くて、くっきりしている(コントラストが高い)= 高級・かっこいい

パン屋さんや保育の仕事なら前者、バーや設計事務所なら後者、といった具合です。大事なのは、どちらかに決めて、全部をそちらに寄せることです。混ざっているのが一番よくありません。

ただしこれは傾向であって、法則ではありません。当てはまらない業種もあります。迷ったら、自分の店の空気に近いほうを選べば十分です。

全部は直せないとき

写真が50枚あったら、一度に直すのは無理です。順番があります。

  1. トップページの一番上の写真(最初に目に入る)
  2. 一覧ページで横に並ぶ写真(ばらつきが一番目立つ場所)
  3. その他

1と2だけ揃えても、印象はかなり変わります。奥のページの写真は、後回しで構いません。

制作会社に頼んである場合

サイトの管理を人に頼んでいるなら、こう伝えれば通じます。

トップと一覧に並ぶ写真の明るさがばらついているので、揃えてもらえますか。全体を明るめ(または暗め)に寄せたいです。

写真を差し替えるより、既存の写真の明るさを揃えるほうが、たいてい安く早く済みます。

まとめ

写真が安っぽく見える原因は、撮影の腕より先に、揃っていないことを疑ってください。管理画面の画像一覧を目を細めて眺めるだけで、たいてい見つかります。

赤尾 惟行

赤尾 惟行 (Koreyuki Akao)

長野市 / ホームページの保守と修理

作った人でなくても、引き継ぎます。これまでに長野のお店・会社のサイトを20件。まず無料で見て、何が起きているかと、次にすることをお伝えします。

返事は翌営業日までにメールで。電話はしていません。