ホームページの訪問者数の記録、持ち主は誰になっていますか

ホームページの訪問者数の記録、持ち主は誰になっていますか

ホームページに毎月何人来ているか。どのページが読まれているか。どんな言葉で検索されて来たか。こうした数字は、たいてい Google の2つの道具が記録しています。訪問者を数える「Googleアナリティクス」と、検索での見え方を記録する「Google Search Console(サーチコンソール)」です。

どちらも、ホームページを作ったときに業者がまとめて設定していることがよくあります。そのとき、持ち主が業者のGoogleアカウントになったまま、お店の側は1度もログインしたことがない、という形が珍しくありません。

ふだんは何も困りません。業者が数字を見て、報告してくれるからです。困るのは、業者と連絡がつかなくなった日や、業者を替えたい日です。

ほかの鍵と違うのは、数字は作り直せないことです

ドメインやサーバー、管理画面の鍵は、失っても手続きや作り直しで取り戻せることがあります。時間とお金はかかりますが、元の形に戻せます。

数字の記録はそうはいきません。新しい業者が道具を入れ直せば、その日から数え始めることはできます。けれど、それまでの何年分かの記録は、元の持ち主のところに残ったままです。去年の同じ月と比べる、リニューアルの前と後を比べる、といったことができなくなります。

「効いたかどうか」を判断する材料が、まるごと手元から消えるということです。

「管理者」と「見るだけの人」は別の役です

どちらの道具にも、触れる人の役がいくつかあります。

  • Googleアナリティクス:いちばん上の役は「管理者」です。人を足したり外したり、設定を変えたりできます。その下に、数字を見るだけの役などが並びます
  • Search Console:いちばん上の役は「オーナー」です。その下に「フル」「制限付き」という、見る範囲の違う役があります

業者に運用を任せるなら、業者がいちばん上の役に入っていても構いません。大事なのは、お店の側も、いちばん上の役に入っていることです。見るだけの役では、業者が抜けたあとに新しい業者を招き入れることができません。

自分の画面で確かめる

確かめるのは、お店で使っているGoogleアカウント(Gmail など)でログインした状態で行います。

  1. Googleアナリティクスの画面(analytics.google.com)を開きます。「始めましょう」のような案内しか出なければ、そのアカウントはどこにも入っていません
  2. 自分のホームページが出てきたら、画面の左下にある歯車のマーク(「管理」)を開き、「アクセス管理」と書かれた項目を開きます。誰がどの役で入っているかが並んでいます
  3. Search Console の画面(search.google.com/search-console)も同じように開き、左側の「設定」から「ユーザーと権限」を開きます

見るのは次の2点です。

  • 自分のアカウントが、いちばん上の役(アナリティクスは「管理者」、Search Console は「オーナー」)になっているか
  • もう付き合いのない業者や、辞めた人の名前が残っていないか

画面の言葉や場所は、Google の都合で変わることがあります。見つからないときは、「アクセス」「ユーザー」「権限」に近い名前の項目を探してください。

入っていなかったら、こう頼む

業者と連絡がつくうちに、次の一文を送ってください。そのまま使えます。

ホームページのアクセスの記録について、お願いがあります。Googleアナリティクスと Search Console に、私のGoogleアカウント(ここに自分のアドレス)を、アナリティクスは「管理者」、Search Console は「オーナー」として追加していただけますか。運用はこれまでどおりお任せしたいので、御社の権限はそのままで構いません。

業者を疑う話ではありません。まともな業者なら、断る理由はありません。お店の数字の持ち主は、お店であるのが自然だからです。

そもそも、どちらの道具も入っていなかった、という返事が来ることもあります。そのときは、今日から数え始めてもらうよう頼めば十分です。記録は、始めた日からしか残りません。

外から確かめる方法を書かない理由

ホームページにこうした道具が入っているかどうかは、ログインしなくても外から見当がつく場合があります。ただ、その見方は自分のホームページだけでなく、他人のホームページにもそのまま使えます。

そのため、この記事では、自分のアカウントでログインして見る方法だけを書いています。確かめられるのは自分のお店だけですが、それで足ります。

ホームページの鍵と、同じ話です

ドメイン・サーバー・管理画面・地図の枠。そこに、数字の記録が加わります。どれも、ふだんは業者が持っていても困りません。困るのは、業者がいなくなった日だけです。そして数字だけは、その日から先ではなく、その日より前を失います。

画面を開いても役の名前が読めない、どれがお店のアカウントか分からない、という場合は、今の画面をそのまま送ってください。どこを見ればよいか、お伝えします。

赤尾 惟行

赤尾 惟行 (Koreyuki Akao)

長野市 / ホームページの保守と修理

作った人でなくても、引き継ぎます。これまでに長野のお店・会社のサイトを20件。まず無料で見て、何が起きているかと、次にすることをお伝えします。

返事は翌営業日までにメールで。電話はしていません。